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山内義雄/ランボー

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『帖面』53(帖面舎、一九七四年四月、表紙・カット=麻生三郎)。山内義雄特集。金子光晴、内藤濯、山崎剛太郎、野村二郎、窪田般弥、木村太郎、保昌正夫らの寄稿。写真はクローデルと山内。クローデルの句集『百扇帖』。

保昌正夫編略年譜より抄録。

一八九四年
三月二二日東京市牛込区市谷谷田町二丁目二十四番地に誕生。
一九一一年
曉星中学校を卒業
一九一五年
東京外国語学校仏語科を卒業。京都帝国大学法学部に入学、経済学部に転学(二一年退学)。
一九二一年
東京帝国大学文学部仏文科選科に入学(二三年退学)。
東京外国語学校講師に嘱任(〜二四年)。
一九二三年
アテネ・フランセ教授に嘱任(〜四六)。
一九二七年
早稲田大学付属第一早稲田高等学院講師に嘱任(〜四〇年)。
早稲田大学付属第二早稲田高等学院講師に嘱任(三一年教授、〜四九年)。
一九三一年
早稲田大学文学部助教授に嘱任。一九四〇年教授。
一九四一年
レジオン・ドヌール・シュヴァリエ勲章受章。
一九四九年
早稲田大学第一・第二政治経済学部教授に嘱任(六四年退職)。
一九六二年
日本クローデル協会発足、会長に就任。
一九六八年
神田カトリック教会において受洗。
一九七三年
一二月一七日肺ガンにより江戸川アパートメントにて死去。

山内義雄は書物愛好家としても知られていた。金子光晴はこう書いている。

《戦後僕の『鮫』という詩集が本屋がつぶれ、本がぞっきとなって、上野の夜店に数十冊積ってあったそうで、山内君がみつけて二十冊買ってくれたそうだ。それには感激した。》

また教え子の山崎剛太郎はこう言う。

《先生のお宅は書斎ばかりでなく、廊下にも、居間にも、本がかなり乱雑に積みかさねられていて、足の踏み場もないほどであった。その後、私は何度も先生のお宅へ伺ったが、本はふえる一方で、どうなることかとそのたび余計な心配をするのだったが、そのくせ、一たん部屋へ招じられて、先生とお話をしていると、じつにしっくりと落ち着いてきて、座を立ちがたい気持になるのだった》

山崎によれば山内は同潤会の江戸川アパートメント(一九三四年建設、牛込区=現新宿区)に住んでいた。

《江戸川アパートが出来た当時は、モダンとかお洒落とかいう言葉だけでははまりにくい、パリのアパルトマン風な独特の感じがあったのだが、先生はそういう雰囲気を愛され、第三者が少々手ぜまいと思われるお家でこそ、書物と生活とが切り離しがたくなっている人生をゆたかに楽しんでおられたと私は思う。》

同潤会アパートについては以前も触れた。

÷

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ランボーの知られざる写真が見つかったそうだ。アデンのホテルの前で撮った集合写真でテーブルについている男性の一人がランボーだと推定されている。上はその顔の部分だけ。最近ジャン=ジャック・ルフレール(Jean-Jacques Lefrère )が『Correspondance Posthume 1891-1900』(Editions Fayard, 2010)で発表した。十八区の書店主が二年前に見つけたそうだ。

書店主とあるが La librairie Jacques Desse のジャック・デスは古書店主。サントゥーアン(Saint-Ouen)の蚤の市(メトロのポルト・ド・クリニャンクール)に店がある。
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by sumus_co | 2010-05-04 20:02 | 古書日録
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