林蘊蓄斎の文画な日々
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上より見たる千日前の盛況

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資料整理中に発見した一枚。こんな絵葉書もっていたんだ(!)と自分で驚くうかつさよ。大阪千日前。電車道(現・千日前通)北側の建物より南方面を撮っている。向って右は楽天地(らくてんち、1914〜1930年)。楽天地の跡は一九三二年に大阪歌舞伎座となり、五八年千日デパートとなり、七二年にデパート火災、八三年にプランタンなんばとなり、現在はビックカメラなんば店。

左は芦辺倶楽部。寄席の他に活動写真館があった。幟に藤原一馬の名前、「実演ニコニコ劇」という文字も見える。これは浪花の名物喜劇だったようだ。「問題の魔人」「チンパンヂー」も気になる……。

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切手面、消印は大正10年3月11日、長崎の飯田[?]治氏から茨城県新治郡美並村の小泉氏に送られている。文面は達筆で読み難いが《六日夕刻無事帰宅》などとあるので、そういった通信だろう。大阪へいっしょに旅行していたのかもしれない(?)。切手面の文章スペースが半分になっていることからの大正七年以降に製作された絵葉書と思われる。

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宇崎純一「明治の想い出」(『大阪弁』清文堂書店、一九五一年八月一日)より「昔の千日前最初の映画館」。「電気館」とあるが、明治三十六年に浅草に常設活動専門館(映画上映のみの小屋)としてできたのが最初の「電気館」で、千日前のものは明治四十年に二番目に開業した。
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by sumus_co | 2010-04-25 16:50 | 宇崎純一資料
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