観光ガイドにも載っているペール・ラシェーズ墓地。メトロにも同名の駅があり、そちらが表門。今回は参拝予定の墓の位置からガンベッタ駅で降りて裏門から入った。
たぶん屈指の人気を誇るであろうオスカー・ワイルドの墓。スキー休み(二月終りから三月初めにかけての休暇)のためか、英国からやってきたらしい学生のグループが記念撮影していた。それ以外にもひっきりなしに訪問者がある。キスマークだらけの墓石の表面。
マルセル・プルースト。こちらもワイルドほどではないにせよ、何人かが次々に訪れていた。もちろん皆さん写真を撮るだけ。祈る様子もない。ただ人気のあるお墓はいつも花が絶えないようだ。
マックス・エルンストの墓は建物の中の壁に並ぶマンション形式だった。一瞬、探すのに骨が折れるかと危惧したが、すぐに見つかった。
モディリアーニの墓。手前の薔薇などは造花。ここにかぎらず造花(プラスティック製または陶器)も多い。
アポリネールの墓。ハートを象った文字群は彼の『カリグラム』から。「私のハートは逆さまの炎に似ている」と読める。
MON COEUR PAREIL A UNE FLAMME RENVERSEE