林蘊蓄斎の文画な日々
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鶴書房

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南区大宝寺町西之町21番地さま(中野晴行様)に御教示いただいた元文社が鶴書房になったという事実。鶴書房というと小生ら画学生だった時代にはこの美術文庫(アートライブラリー)のシリーズがなつかしい。一時期はかなりの数を揃えていたが、今は処分してしまって、とくに好みの数冊くらいしか棚には見当たらなくなっている。

鶴書房ならば、鈴木徹造『出版人物事典』(出版ニュース社、一九九六年)にもこう書かれていた。

《【田中貫行たなか・つらゆき】一八九七〜一九六八(明治三〇〜昭和四三)鶴書房創業者。徳島市生れ。一九二六年(大正一五)大阪市で田中元文社を創業、絵本など児童書を発行。四一年(昭和一六)東京に進出、株式会社鶴書房と改称改組、一般教養書の出版もはじめた。四五年戦災で東京、大阪とも社屋を全焼したが四八年再開、鶴書房(一般書・実用書)、元文社(自動車関係)盛光社(児童書)の三事業制とした。日本出版協会理事長、日本書籍出版協会理事など業界の要職をつとめた。》

田中元文社と出ているのだが、本書の索引は拾っていない。せっかく索引を付けておきながら惜しいことである。鶴書房といえば、他に例の「ピーナッツ・ブックス」も出し、また鶴書房盛光社として「SFベストセラーズ」やミステリーも刊行しているようだ。

田中貫行で検索すると『勇敢豆戦士』『新式兵器戦』『最後ノ中隊』(13×18、オール二色、戦争マンガ、田中元文社)、『防空コドモ隊』(戸田世宇三・画)などという著作があることが分かる。

写真の『ピエロ・デラ・フランチェスカ』(長谷川三郎解説、鶴書房、一九七二年重版、装丁=国東照幸)の版元住所は東京都千代田区富士見2-12-2(JR飯田橋駅西南、角川書店本社ビルのすぐ北側)、発行人は田中博之。
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by sumus_co | 2010-01-23 15:43 | 古書日録
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